「まちがら」の良い町が時代を創る

人にはその人に備わった柄があります。
人柄があるのならばそうした人柄のひとが集まる地域としての柄が現れるはずです。

いわゆる「おくにがら」、「まちがら」と言い換えたほうがわかりやすいです。
「まちがら」のよい町を創ることはまちづくりの大切な目標だと思います。

13日東京の湯島聖堂の近くで意見交換会がありました。
佐藤修さんという経営コンサルタントが主催する少人数の集まりです。

分野を問わずあらゆるテーマで談論風発の活動を20年以上続けています。
「コンセプトワークショップ」と名付けています。

今回は開成町のまちづくりがテーマでした。
人口減少が叫ばれている中で真逆の道を歩んでいる原因について意見交換しました。

私がこれまでのまちづくりの流れを解説しました。
昭和の高度成長時代に厳格な土地利用方針に沿ってまちづくりをしたと話しました。

首長のリーダシップが大きな役割を果たしたことを話しました。
目先の利益より長期的利益を優先しました。

子育て支援の助成制度を手厚くして人口を増やしたのではないことを強調しました。
行政主導でアイデアを提示し議会、町民の協力を得て計画的にまちづくりを進めました。

棚からぼたもちのような降ってわいたようなおいしい話はありませんでした。
すべて挑戦の結果です。

現在は国際金融マンの山神裕町長が誕生し新たなステージに移ろうとしています。
希望に満ちた町であると説明しました。

同じような可能性がある町と連携しまちづくり手法を発信できないのかと問われました。
即答できませんでした。

開成町のような事例が見当たりません。
開成町は際めてユニークです。

開成町には胸を張れる地域資源が育っています。
開成町の「まちがら」です。

参加意欲が高く良識的な住民があふれていてまちづくりを支えました。
開成町はさらなる高みを目指す条件が整っています。

山神町長は自信を持ち最先端をひた走って欲しいです。
目指すは理想郷の建設です。