カメだけでなくウサギも教訓に

息子は小学生の時からクサガメを飼ってました。
10年前に開成町の実家に戻った後、カメが逃げ出しました。

最近家の周りを歩いているのを孫が発見しました。
幾分大きくなったように思いました。

カメは雑食です。
周辺に田んぼや畑がありミミズや昆虫がいてエサには困りません。

しぶとく生き延びたのだと思います。
生命力に脱帽です。

後日談があります。
飼おうとして容器に入れたのですが再び逃走しました。

よほどあたりの環境が気に入っているのでしょう。
30歳は過ぎているはずですが元気です。

ウサギとカメの話を思い出しました。
イソップ物語の例の話です。

俊足のウサギはカメののろまさを馬鹿にして油断しているうちに競争に負けました。
カメの地道さが大切という教訓となっています。

今回カメのしぶとさを目の当たりにしましたので偉大さをひしひしと感じます。
一方でウサギはこのままでは浮かばれないとも思いました。

跳ねてはダメだとなったらウサギは立つ瀬がありません。
跳ねてばかりいると落とし穴にはまるというのが正しい読み方だと思います。

日本人は歯を食いしばって地道に一歩ずつの精神が好きです。
その結果チャンスを逸することもありえます。

日本人にとっての教訓はむしろたまには跳ねろの方が適当だと思うほどです。
慎重すぎる性格が災いして活力を失っているように見えて仕方ありません。

カメの教訓はしぶとく忍耐力を持ってというところにあります。
簡単にあきらめてはいけないという教訓です。

跳ねて、結果が上手く行かなかったとしても下を向くなということです。
カメだって顔を出す時は頭を持ち上げています。

カメのように地道に準備しチャンスと見たらウサギのように跳ねる勇気が大切です。
失敗しても粘り強く目標を追い求める気持ちを忘れてはなりません。

私たちが生きる現代社会は頭を抱えるような難問だらけです。
カメの地道さはもちろん大切ですがウサギの跳ねる勇気も同じように重要です。