どんぐり民主主義を広め弱い立場の人も安心できる経済社会を創りましょう。

昨日、開成町のかやぶき屋根の古民家、瀬戸屋敷の土蔵でどんぐり源さんこと平賀国男さんの講演会がありました。30人ほどの参加者でした。

開成町や近隣市町の人だけでなく東京、横浜、藤沢、海老名などから来られていました。質問もたくさん出ました。終わったあとも談笑が続きました。

どんぐり源さんが、どんぐり民主主義という言葉を使いました。初耳です。重度障害のある子供を持つ母親からの質問に答えた時に源さんはその言葉を使いました。

「現代社会、富むものはどんどん富み、自分を含めて生活が苦しいものはどんどん苦しくなっています。障害のある子を抱えれば将来が不安でならないでしょう。」

「こんなことで良いのでしょうか。この社会の仕組みを突き崩していきたい。どんぐりを使って誰もが安心できる社会を作っていくこれこそが民主主義ではないでしょうか。」

この後にどんぐり源さんはこうした社会のあり方をどんぐり民主主義と表現しました。どんぐり民主主義、言葉の響きが温かく心地良いです。

源さんは横浜市三ツ境にある障害者施設とタイアップしてどんぐりを障害者の方に拾ってもらっています。だからこんな発想が出てくるのだと思いました。

大手企業を退職され海老名で自然を守る活動を続けている方からどんぐりは食料危機を救うひとつの食材だという意見が出ました。源さんも全く同じ考えです。

源さんは、そもそも、どんぐりは食べれるのにいたるところで放置されていることに気づいたことからどんぐりを食材にすることを思いつきました。

大手コンピューター会社を退職された方からはインターネットを使って賛同者を募る取り組みをし小口の事業資金を集めるよう取り組んだらどうかと提案がありました。

インターネットを活用して取り組みの紹介を始めたところで資金集めまでは至っていません。ネットの活用で資金を集めることは大いに検討の余地あると思いました。

お味噌づくりを通じて食の問題に取り組んでいる女性の方からは源さんのどんぐりを通じた取り組みと是非一緒に協力し合って行きたいとエールが送られました。

どんぐりは社会を変革する力があると感じました。どんぐりの食品づくりが進んでいけば障害のある方も参加できる新しい経済を作って行けます。

そのような新しい経済社会を作るためみんなで力を合わせることがどんぐり民主主義だと思います。足柄地域をどんぐり民主主義の拠点のひとつにしましょう。