敗者の振る舞いは雄弁に生きざまを語る

パリオリンピックが終わりました。
日本の金メダル20個、世界3位は驚きました。

角田夏美さんの柔術のような無敵の巴投げに驚嘆しました。
堀米雄斗さんの絶体絶命のピンチを跳ね返す神業に酔いました。

男子体操に岡慎之助さんというニューヒーローが誕生しました。
男女のレスリングの強さにはただただ驚きました。

発祥の地でのフェンシングの躍進は目覚ましかったです。
馬術、近代5種、セーリング、高飛び込みでメダリストが誕生しました。

ブレイキン初代オリンピック王者に日本人女性の名前が刻まれました。
スポーツクライミング、高飛び込み、スケボーで高校生の銀メダリスト誕生です。

やり投げの北口榛花さんの喜びの爆発は微笑ましかったです。
負けても勝者以上の衝撃を残すことが時にあります。柔道の阿部詩さんです。

号泣という表現では伝えきれない声で泣き叫んでました。
ブログで柔道は「道」の競技であり礼で締めて欲しかったと印象を書きました。

陸上走り幅跳び橋岡優樹さんのインタビューはふて腐った態度に見えました。
敗れた時にこそ生きざまが雄弁に語られるが持論の私はあぜんとするしかありませんでした。

テクノロックのヒカシューのリーダーの巻上公一さんからブログにコメントがありました。
彼とは高校同級生で畏友でもあります。

「道とか言うのは、ドウかと思います。」とありました。
「道」と「ドウ」をかけて私の思考のくせをいじったのでしょう。

巻上さんとは来年音楽イベントで対談する企画をたてています。
阿部詩問題を議論したいです。

彼に「道(どう)かな」とコメントで投げました。
いいねの返事がきました。

巻上さんは「道」などと格式ばった言辞を繰り出すのに嫌悪感を抱くタイプなのでしょう。
私は逆にそこに「日本の美」を垣間見てしまうタイプです。

自由さをこよなく愛すか規律の存在にしびれる感性を持つかの違いがあります。
どちらが良いかではない深い議論になりそうで楽しみです。

 

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