パワハラ県庁の汚名を避ける

先日無礼講の懇親会がありました。
私以外はガンガン飲んでましたので飲まない私はやや押され気味でした。

兵庫県の斎藤知事のパワハラが話題に上りました。
露木町長時代もあのぐらいやっていたのではないかと言われました。

贈答品をせびったり会場まで歩かされたから激怒するなんてことは断じてありません。
しかし怒鳴りつけたことがないかというと何度もあります。

職員が町民の方を向いていないと怒りがこみ上げて来ます。
“どっち向いて仕事しているんだ!”、“税金で飯を食っているんだろう!”。

1998年2月42歳で町長になった当時の役場の雰囲気は正直停滞感がありました。
年上の職員に対しても遠慮はしませんでした。

空気を一新しようと力んでいたのは間違いありません。
練れていませんでした。

斎藤知事も43歳で知事就任でしたので前のめりのところがあったと推測します。
その力みが今回の騒動までなぜ発展してしまったかです。

報道が事実だとしたら斎藤知事の怒りはエゴの要素が大きいです。
職員が自分を立てないなど怒りの原因に首を傾げます。

県民の眼から見てその態度はおかしいとの怒りだったらこうはなっていないと思います。
横柄な職員はいますから。

私も町長時代、神奈川県庁の職員と何度もぶつかりました。
技術系の職員が多かったです。

小さな町の若造町長がという小ばかにした態度を感じました。
怒鳴り合いになったこともあります。

県政を牛耳っていた自民党の大ボス県議に一声かけてもらいました。
態度が180度変わりました。

斎藤知事も純粋な気持ちで熱くなり職員に強く当たったのだと信じたいです。
気になりだすとじっとしていられない性格で当たり散らすのだと思います。

どんな理由があっても自殺者を出してしまっては逃げ道はありません。
辞めるか引きずり降ろされるかふたつにひとつです。

パワハラで兵庫県が勇名をはせるのは悪い冗談です。
自ら職を辞すのがいちばんの責任の取り方です。