静岡県小山町の特区展開による林業と農業の連携視察
昨日は、山林再生に取り組んでいる西湘自然県境再生研究会メンバーをはじめ自然エネルギーに関心がある方々総勢16人で小山町に行きました。
伐採から製材、住宅建設まで一貫して取り組んでいる小寺製材所を見学させてもらいました。原木換算で1日100立方メートルの生産量です。
新型工場は、御殿場小山工場団地の中にありました。先端工場みたいでした。小寺製材では最新の機械の更新などで7億円の設備投資をしました。
2億数千万円は国庫補助だということでした。小山町の込山町長のリーダーシップで農林水産省の特区を得たということでした。
山林から出る間伐材や製材の切りくずなどを燃料として使用して木材の乾燥に使ったり、加工して燃料として使いやすいペレットにします。
燃料を活用して熱源としトマトやミニトマト4ヘクタールを栽培する構想です。木材を仕入れるための選別場も間もなくオープンします。
特区は迅速果敢だと思いました。次世代の施設園芸の導入加速化支援事業と名付けられていて全国6ヶ所のうちの1ヶ所が小山町です。
心配なのは、国の事業だと巨大な事業となってしまう傾向があります。燃料とするために大量の木材が必要となったりしがちです。
また、工場の立地条件が悪かったりすると原料の仕入れや製品の輸送コストがかさみます。土地の値段との見合いです。
神奈川県西部、足柄地域では小山町のような広大な敷地を確保することは難しいです。事業はできる限りコンパクトにすることが大切です。
一方機械化は大胆に進めて最先端を目指すことが必要です。コストの競争に勝てませんし高付加価値の製品を効率よく作れません。
神奈川県西部、足柄地域は、首都圏に近く利便性が良いといった強みがあります。この強みを生かしてコンパクトで最先端を合言葉にします。
山と里の連携で木材産業を興し余った木材を燃料として活用して熱源とし最新鋭の薬草工場を展開することが目標です。やりますよ。