”のど歌”ぜひ一度お聴きください!
“のど歌”という歌唱法ご存知の方は少ないと思います。
モンゴルからシベリアの少数民族に伝わる技法です。
超絶無形文化財といったところです。
一度聴かれたらすごさに圧倒されます。
10年前に瀬戸屋敷の土蔵で聴く幸運がありました。
地の底から響いてくる地鳴りのような低音にまずたまげます。
その時は女性も一人いられましたがこちらの高音は表現の仕方が見つかりません。
招待したのはテクノロックグループ、ヒカシューの巻上公一さんです。
巻上さんは世界各地の音楽に造詣が深く交流もあります。
音楽と言えば主流は欧米と短絡してはいけないと痛感させられました。
世界に200か国あるのですからそれだけの民族音楽の種類があります。
のど歌を聴けば、まだ見ぬ珠玉の音楽はあるのだと誰もが実感するはずです。
この10月小田原にのど歌がやってきます。
今度も巻上さんのプロデユースです。
シベリアのアルタイ共和国から3人のグループが来日します。
岐阜県主催の音楽祭に招待されてのことです。
このチャンスを捉えて小田原の三の丸ホールの小ホールでの公演が実現しました。
アルタイに伝わる英雄叙事詩「カイ」を披露します。
10月30日(水)18時半開場19時開演です。
芸術の秋の始まりにぜひ足を運んでいただきたいです。
動画でさわりを見ただけで10年前の記憶がよみがえりました。
荒涼とした大地を舞台に繰り広げられる躍動感が波動で伝わります。
巻上さん自身ものど歌を操ります。
パーカッションの音楽家も加わりワクワクするセッションです。
歌に関心が深い方特に声楽家の方に聴いていただきたいです。
世界は広いとプロも驚く技法だと確信します。
巻上さんは私と高校の同級生で音楽だけでなく詩人としても一流です。
こうした人財を活かさない手はありません。
ポピュラーではなくても素晴らしい世界の音楽を紹介する催し続けたいです。
西湘地域の音楽家との交流も図れればさらに良いイベントになります。