阪神のリーグ連覇はあるか?

私はオリックスの中嶋監督を注目してます。
パリーグ3連覇の背後には中嶋采配がありました。

選手を信頼した起用法で我慢強さが光ります。
自分がセッカチなので畏敬の念を持ちます。

中島監督は秋田出身ですので東北人の気質かと思ったりしてます。
ところが今年は開幕当初から上手く行きません。

開幕戦でソフトバンクと対決し敗れた時から嫌な雰囲気がありました。
もちろん大黒柱中の大黒柱の山本由伸投手がいないこともあります。

それだけでなくしぶとさが消えてしまった印象がありました。
予感は当たり5位に低迷し浮上の機会が見い出せません。

采配にも切れが無くなってきました。
8日の日本ハム戦、好投の宮城投手を8回も続投させました。

1点を失い宮城投手の連続無失点は30回で途切れました。
それどころかその後リリーフ陣が打ち込まれ辛うじて逃げ切る事態になりました。

何か歯車がかみ合っていない今シーズンを象徴するような試合展開でした。
名将中島監督でもスランプがあるのだと思いました。

8日NHKサンデースポーツで福留孝介さんがセリーグの覇者に阪神を挙げてました。
セリーグは大混戦で阪神は首位と2.5ゲーム差の3位です。

1位の巨人か2位の広島が有利と考えるのが順当です。
理由は意外なところにありました。

阪神は際立ってフォアボールが多いというのです。
福留さんはこのしぶとさを買っていました。

疲れがピークに達するシーズン最終版フォアボールの重要性は増すというのです。
ヒットは打てなくてもフォアボールでの出塁があります。

着眼点のユニークさに驚きました。
岡田采配は昨シーズンの日本シリーズでオリックスを破り日本一に導きました。

今年も、1、2番のフォアボールによる出塁が光っているとのことでした。
福留予測が当たるかどうかはお彼岸の頃に明らかになります。

フォアボールで阪神連覇となれば球界の意識変革をもたらします。
福留さんの評論家としての注目度も上がります。