自民党総裁選、気候変動への危機意識の低さ


14日開成町の阿波踊りでした。
開成秋まつりと銘打ってきましたが秋はどこにも感じませんでした。

開始当初は西日で踊り手も観客も汗だくでした。
秋到来は10月半ば過ぎと予報されてます。

自民党総裁選、論戦が始まりました。
誰ひとりとして地球の気候変動対策を前面に掲げません。

政権政党のトップを決める選挙なのに危機意識の低さを感じてなりません。
本当の危機を語らず目先の対応を競うがごとくです。

地球規模の気候変動は酷暑をもたらし国民の命を危うくしてます。
エアコンをつけるよう呼びかければ済む問題ではありません。

諸事情でエアコンを設置できない方もいます。
設置していても適切に利用できない方もいます。

今や熱中症の危機は国民全体レベルに達してます。
自民党総裁選挙のテーマになって良さそうなものです。

台風の様相が異なりました。
巨大台風の発生が日常的となりその進路も定まらない傾向が強まりました。

集中豪雨の頻発は毎年の現象となりました。
これまでの前提条件を超えていますので災害対応を基本から変えなければなりません。

土砂崩れから河川の管理、大都市内の雨水の排水対策、すべて見直しが必要です。
急がないと間に合いません。

気候変動は農林水産業を直撃します。
食糧危機につながります。

気候変動に伴う様々な危機への対処は総理に就任したら待ったなしの課題です。
候補者の危機感が薄いとしか思えません。

経済成長で課題を解決する時代は終わりました。
成長自体が人類の生存を脅かしているのですから当然です。

地球の気候変動は経済成長がもたらす負の現象と捉えなければなりません。
現代の危機の本質があります。

成長神話の幻想に囚われていては問題は解決しないことを自覚する必要があります。
ひたすら成長を目指してきた自民党は岐路に立たされていると思います。

成長から持続への政策転換は容易ではありません。
しかし転換できなければ自民党はいずれ存在意義を失うと思います。