投票率から衆院選挙の行方を読む

衆院選が公示されました。
自民党は手練手管の限りを尽くして議席の目減りを防ごうとしてます。

石破総理の理想論は吹き飛びました。
党利党略最優先の権力闘争に打って出た感じです。

野党はまとまることができません。
時間的余裕を与えなかった自民の策略に表面的にはしてやられました。

野党のバラけぶりが必ずしも自民党に有利だとは断言できません。
自民党への逆風の方が野党分裂を上回る可能性は大いにあるからです。

有権者が自主的に野党のうちのひとつを選択するかもしれません。
その場合は野党第一党の立民党が断然有利な状況になると思います。

どの選挙も投票率の行方が勝敗を決する大きな要因です。
一般論では低ければ堅い支持層を持つ自民が有利とされます。

今回はそう単純な図式にはならず投票率が下がっても自民に不利だと思います。
自民党支持層が自民党離れを起こし投票に行かない可能性があるからです。

野党が無党派層などへの票を掘り起こせば投票率は変化が出ないかもしれません。
自民離れの票と野党の上乗せ分がいってこいの関係になるからです。

投票率がほぼ前回並みの場合は野党の方が有利になる可能性が高いと見ます。
高くなったら明らかに野党が有利で自民はどう転んでも厳しいです。

さてわが神奈川県第17区は女性同士の一騎打ちになりました。
自民と立民の真っ向勝負の選挙区は神奈川県ではただひとつです。

自民は大臣経験者だとはいえ1対1の選挙は風向き次第でどう転ぶかわかりません。
投票率が下がった場合は自民離れの影響が大だと思いますので差は詰まります。

投票率がトントンですと立民新人の佐々木ナオミさんの票が上乗せされます。
上がった時は佐々木さんに風が吹いた時だと思います。

見極めがつくのは選挙戦の最終段階だと思います。
ラスト3日間の街頭での雰囲気を見れば見分けがつくと見ています。


佐々木ナオミさんにとって2度と訪れない千載一遇のチャンスです。
前進あるのみです。