読書の秋に街の本屋さんの衰退を考える
「読書の秋」が死語になりつつあります。
ひと月に一冊も本を読まない大人が6割超です。
私にとって本は発想を刺激する触媒です。
何気ない一文からはっと閃くことがしばしばです。
ネット情報を見ていてこういったひらめきを得ることはまずありません。
紙をめくりつつ目を動かすアナログの動きが脳を刺激するのだと思います。
情報が即座に飛び込んでくるネット情報と決定的に異なります。
無駄にも思える作業というか「間(ま))」が絶妙な働きをするのだと思います。
本を発想を刺激する触媒だと捉えると小難しく思える古典は最も適当な教材です。
古今東西の英知が結集しているのですからダイヤモンドが詰まっているようなものです。
何気なく目にした文章から突如光が差すことがあります。
そうだったのかと突き抜けるような感覚に包まれる瞬間は至福の時です。
大人になったら学ぶことがないなんてことはありません。
年を重ねたからこそ深く探求できるテーマがあります。
”人生とは何か”なんていかがでしょう。
参考になる本はあまたあります。
読書離れは避けられない傾向かというとそうではありません。
子どもたちの読書量は増えてます。
全国学校図書館協議会の調べでは小学生高学年と中学生のひと月の読書量は増えてます。
小学高学年で2冊、中学生で1冊10年前より増加してます。
NHKの報道ですと幼児期の読み聞かせなどが寄与していると見ているとのことです。
大人向けの読書を喚起するイベントが必要です。
小田原の創業130年に迫る老舗書店、平井書店があります。
20日に興味深いイベントがあります。
タイトルは「街の本屋は再生するのか」です。
衰退傾向に歯止めをかけるため知恵をしぼる場となる気がします。
イベントに関心がある方はこちらをご覧になって下さい。
https://books-hirai.com/info/5917305
街の本屋さんは地域文化の拠点です。
衆院選のテーマのひとつです。