街の本屋さんを残そう!
街の本屋さんは地域の文化拠点だとブログで書きました。
1928年創業の小田原の平井書店で街の本屋さんを考えるトークイベントがありました。
店主の平井義人さんが街の本屋さんの現状を話していました。
村で80%町で50%市で15%ほどで書店がひとつもないということです。
いちばん大きな原因はインターネットの急速な普及です。
本屋さんに足を運ぶよりもアマゾンが一般的な購入スタイルになりました。
品ぞろえは無尽蔵といって良いですし即座に配達してくれますので極めて便利です。
大型書店の代表格東京駅前の八重洲ブックセンター本店ですら対抗できず姿を消しました。
ましてや街の小さな本屋さんにとっては難敵です。
30代で家業を継いだ平井さんも苦労を重ねました。
著者に直接依頼して講演会の現場での販売会を開催したこともあるとのことでした。
営業努力そのものですがベストセラーの著者ですと効果があがります。
インターネットによる書籍の販売はもうひとつの潮流を生み出し始めています。
独立系書店です。
特色を生かした小さな書店が全国で立ち上がってます。
小田原市内でも「南十字」という書店が誕生し経営者がイベントで発言していました。
独自の感性で集めた書籍を店頭に並べ販売してます。
インターネット販売と真逆です。
まちづくりで言えば小さくてもきらり路線で開成町と共通項があるように思いました。
常時開店とはいかないということでしたが新たな挑戦にひかれました。
行政が街の本屋さんの応援団になることは可能だと思いました。
経営に直接支援はできなくても公共性のある取り組みで連携は可能です。
行政で災害イベントをする際に書店を通じ関連図書の販売会を同時開催するとかです。
こどもたちが本屋さんに出向いて職業体験イベントもあり得ます。
高校生に書籍フェアを企画してもらうなんて面白そうです。
街の本屋さんは地域資源という確たる位置づけを持てば応援する知恵は出てきます。