政界のサラブレッドvs地方首長

衆院選最終日。
最後の盛り上げに頭をひねります。

大物政治家が花を添える事例はよく見られます。
“〇〇来訪!”というパターンです。

神奈川県第17区の牧島かれんさんは小泉進次郎さんに白羽の矢を立てました。
自民党の大臣経験者が最終日に小泉さんに応援を仰ぐのには驚きました。

23日に牧島さんは県内の他の選挙区に応援に出向いてます。
よほどの自信がなければできないことです。

余裕を見せていた牧島陣営が今度は自民党内きっての人気者の助けを借りるわけです。
情勢の変化を感じ取ってのことか別の思惑があるのかわかりません。

立民新人の佐々木ナオミさんは弱点の秦野市で追い上げを懸命に図っています。
昨日も終日秦野市内をこまめに回りました。

反応が格段に良くなってきました。
駅頭で佐々木さんを激励するため握手を求める姿もしばしばみられます。

街宣車に手を振り“頑張って”と声を掛けられる回数が大幅増です。
秦野でも戦えそうと確かな手ごたえを得ました。

それでも岩盤保守地域です。
追い越せたとは思えません。

佐々木さんの今回の衆院選挙の土台は5月の小田原市長選挙です。
自民党が強力に推す現職市長が大敗しました。

市民派の前市長の加藤憲一さんが返り咲きを果たしました。
“小田原ショック”といわれた歴史的な選挙の立役者のひとりが佐々木さんです。

圧倒的な組織力を持つ自民党に対抗できました。
佐々木さんは大きな自信を得ました。

佐々木さんは最終日の街頭演説のメインゲストを加藤市長に依頼しました。
少し前には同じ場所に小泉さんが来訪します。

政界サラブレッドに対し地方首長。
佐々木さんの政治姿勢が牧島さんと対照的であることがよくわかります。

地方からのたたき上げの政治家らしく地域密着の政治を掲げてます。
そうした姿勢の象徴として加藤市長にお願いしているわけです。

政界のサラブレッドを選んだ牧島さんとの違いは明らかです。
どちらが有権者に響くか決着は明日つきます。