強固な保守地盤の衆院神奈川県第17区で大善戦
衆院神奈川県第17区で立民新人の佐々木ナオミさん小選挙区では僅差で敗れました。
比例代表で復活当選を果たしました。
4千票ほどの差でしたので最後の最後まで手に汗握りました。
マスコミ各社の出口調査ではわずかに上回っていただけになおさらです。
期日前投票の投票が合算されで逆転されたと見てます。
選挙戦当日の得票では勝っていたと思います。
小田原市と秦野市が中心の17区は河野一郎さん洋平さん以来のガチの保守地盤です。
2009年の民主党ブームの時だけ民主党の新人が小選挙区で当選しました。
今回の牧島さんの得票は11万5千票で3年前より1万5千票減らしました。
保守地盤を若干ですが崩したと評価します。
なかでも難攻不落と見られた秦野市で15百票差まで迫ったことは特筆されます。
原因は自民党政治に対する有権者の怒りです。
2千万支給問題が追い打ちをかけました。
非公認にした候補者の政党支部に自民党から政治資金を支給するのは理解できません。
政党を選ぶ比例代表の選挙に使用するためと言ってもそんな詭弁は通用しません。
個人を選ぶ選挙区選挙と政党を選ぶ比例代表選挙は密接に結びついてます。
選挙選後半になってから佐々木さんへの反応が顕著に良くなりました。
石破総理の致命的なミスです。
怒りの風が吹いても受け止める帆を挙げられなければ得票には結ぶ突きません。
佐々木さんには周辺各市町を網羅する地方議員のネットワークがありました。
選挙選でフル回転し組織力の弱さを補って余りありました。
小田原市議12年神奈川県議5年余りで得た佐々木さんの信頼のきずなは強かったです。
自民党の組織力に信頼で対抗したわけです。
比例復活当選とはいえ新しい時代の到来を感じさせる勝利です。
ただし今回は風に助けられたのは紛れもない事実です。
地盤固めが大きな課題となります。
17区全体くまなくネットワークを張り巡らせることができるか。
佐々木さんはこれからが正念場です。