石破総理の辞任こそが政治の信頼を取りもどす第一歩
中国儒教の創始者孔子は政治にとって一番大切のものは信頼と述べました。
信頼とは約束を守ることです。
信頼を失ってしまえば新たな約束は交わせません。
いつ破られるかわからないからです。
石破総理は昨日の記者会見で辞任を否定しました。
理由は国政の停滞は許されないからだということです。
理解に苦しみます。
石破総理のままなら国政は停滞しないとは思えません。
自公両党で過半数を維持することが選挙の最低限の約束だったはずです。
またもや約束やぶりをするつもりなのでしょうか。
9月の自民党総裁選挙の時の公約を次々と破りました。
極め付きは早期解散を否定しておきながら電撃解散を断行しました。
予算委員会で十二分に議論し争点を明確にしたのち解散するとしていました。
ところが党首討論でお茶を濁し約束を反故にしました。
その結果与党過半数割れの事態を引き起こしました。
公明以外と新たに連立を組む考えはないとしてます。
石破政権の継続に向け国民民主党との連携を打診と報じられてます。
政治改革に関する改革内容と実現時期をはっきりさせないとなりません。
あいまいなまま自民党と手を結ぶべば火の粉が降りかかります。
優柔不断な玉木代表には荷が重いと思います。
石破総理は信頼は地に落ちていることを自覚するのが先決です。
局面打開のためには責任を取る必要があります。
小泉進次郎選対委員長の辞任程度で済む話ではありません。
最高責任者の総理が責任を取らざるを得ません。
自民党は2千万円の政党助成金を非公認の候補者の政党支部に支給しました。
石破総理の選挙の行方を左右する決定的な判断ミスでした。
正論を語ることで支持を得ていた石破さんの輝きはどこにもありません。
せめて最期だけでも失敗したら責任を取るという正論を貫く姿を見たいです。
総理辞任は政治的混乱を招く劇薬に思えるかもしれません。
そのくらいの荒療治をしないと日本の政治はまっとうさを取り戻せないほど重症です。