野党第一党、立憲民主党の使命

石破政権に正当性は乏しいです。
石破総理ではない方が総理で過半数割れした時を想像してみてください。

党内野党の石破さんはしがみつくのはいかがなものかと述べたはずです。
苦しい立場に置かれた時も平然と評論してきた過去があります。

自分が総理の時は特別という訳には行きません。
正論を主張してきた石破総理らしく退陣が本来です。

逆風の石破総理に海の向こうから黒船ならぬ援軍がやってきました。
トランプ氏です。

西側諸国はどこも身構えてます。
自分たちが主導してきた世界秩序が乱されると思わされてしまってます。

復活するというだけでこれほどの存在感を示せる影響力は見上げたものです。
日本もご多分に漏れずそんな国のひとつです。

石破総理を叩いている余裕はないという環境になりました。
石破総理とってトランプ氏は一筋縄ではいかない相手ではありますが援軍です。

昨日のブログで書いたように国民民主党との政策協議が急がれることになります。
自民党は妥協せざるを得ない状況となりました。

トランプ大統領の攻勢を念頭に少しでも政権を安定化せざるを得ません。
事実上自公国の連立政権に一歩近づきます。

野党第一党の立民党の責任は一段と重くなります。
自民党に代わる政権の姿を示すのは立民党が主導するしかなくなったからです。

トランプ大統領の復活は立民党にとっても追い風となります。
アメリカファーストの政策の押し付けは本来の日本のあり方を喚起する刺激になります。

立民党はこのチャンスを活かし自民党政治に代わる明確な政権ビジョンを練り上げるべきです。
自公両党と国民民主党の駆け引きに目を奪われることなく政権構想を煮詰めることです。

政治とカネ問題は一丁目一番地です。
外交安全保障問題も対米追随で防衛力強化一辺倒で行けるかどうか再検討が不可欠です。

原発などエネルギー政策もまとめないと政権は担えません。
もうひとつの日本像を提示し来年の参院選に臨むことが求められます。