目指せ!志高いどぶ板政治家
志は高く、生活は質素に、行動は活発に。
私の政治の師匠の梶山静六元官房長官のモットーです。
「俺は土民軍」が口ぐせでした。
茨城県議出身でたたき上げの自負が感じ取れます。
昨日特別国会が開かれ初当選者に議員バッジが付けられました。
そんな中のひとりが立民党神奈川県第17区選出の佐々木ナオミさんです。
華麗なる一族でもなくきらびやかなキャリアもありません。
小田原市議12年と神奈川県議5年余りの地方議員の経験が売りです。
地方からのたたき上げといって良いです。
これまで歩んできた道のりに誇りを持ち代議士としての実績を積んで欲しいです。
先の衆院選では自民党のデジタル大臣経験者とのし烈な戦いとなりました。
4千票差で敗れたとはいえお見事でした。
小選挙区で勝てる基盤はできていません。
比例復活当選は逆に小選挙区で勝利という次の目標ができて良かったと思います。
そのために必要なキーワードは“地べたを這う”です。
徹底したどぶ板運動で基盤づくりをじわじわと進めることが不可欠です。
国会の華やかな動きに惑わされることなくまずは“地べた”優先で進んで欲しいです。
確実に議席を得れる基盤を作れないと風頼りの不安定な議員になってしまいます。
畏友である知人から興味深い新書を紹介されました。
文春新書の『代議士のつくられ方』です。
著者は現駐日韓国大使のパク・チョルヒ氏です。
ユン大統領の外交ブレーンで知日派の政治研究者です。
東京下町の選挙区の代議士平沢勝栄さんに照準を合わせて分析してます。
平沢さんは自他共に許すどぶ板政治家です。
小さな葬儀に飛び入りで参列するのが日常茶飯事という徹底ぶりです。
選挙はすこぶる強く裏金で自民党公認をもらえなくても小選挙区で勝ち上がりました。
元警察庁のエリート官僚ですがそんな雰囲気は外見からは感じ取れません。
佐々木さんには“平沢選挙”を参考にして欲しいです。
ただし志は堅持です。
志高いどぶ板議員が目標です。