東大二宮果樹園跡地、みんなで活用して新しい公共広場へ
(写真は、しお風つうしんブログより)
昨日、二宮町役場で東大果樹園の跡地の暫定利用について提案者から説明を聞く会がありました。4団体から応募がありました。説明15分、質疑が10分でした。
私は、発表者にはなりませんでしたが、グループ「愛LOVE東大二宮果樹園跡地」に入り「まちなか遊学文化チャレンジ村」という企画提案者の一員になりました。
どんぐり源さんとドングリリパブリックの代表の柳川恒さんにも企画提案者に入ってもらいました。ドングリを食べるワークショップを開いたり市の時に出店しようと思いました。
このグループの提案者は全部で10人です。この他に協力者や協力団体が40あります。二宮町だけでなく神奈川県内全域に広がっています。
発表者は3人で、代表は、横浜で海鮮問屋を営んでいる坪倉良和さんです。かながわ朝市ネットワークの中心人物です。跡地をみんなで使える空間にしようと意気込んでます。
二宮町の郷土史研究家の城所克嘉さんと横浜在住で子育て支援の活動をしている梶雅之さんの二人がサポートしました。息の合ったトリオでした。
みんなで活用するという基本コンセプトを訴えて来たと言われてました。4団体すれぞれの良いところを活かして行けば良いという発想です。
今回の提案募集は5年間の暫定利用ですので大きく形状を変えることはできません。元に戻して町に返す必要があります。案をまとめるのに苦労したところです。
提案とりまとめの中心となったのは二宮町で15年間町づくりの提案をしている神保智子さんという女性です。「しお風」という会報やブログなどで発信しています。
東大果樹園跡地には貴重な遺跡が残っています。7世紀後半から8世紀の横穴の墓が発見されてます。元々の持ち主だった吉田男爵が建てた建物も現存してます。
太平洋戦争の時にアメリカ軍の上陸に備え日本陸軍が掘った陣地もあります。元東大総長で建築家の吉田祥三さんが監修した建物も残っています。もちろん各種の果樹園もあります。
そのまま歴史と植物の博物館です。この場を体験学習の場に活用して行こうというのが土台の考え方です。ビオトープや農園を暫定的に創れば楽しい空間になります。
また観光施設にもなります。ぶらりと立ち寄っても良いし農園で体験するものOKです。こうしたやり方の観光のことを「ふれ愛観光」と名付けました。
町役場の審査の結果は来月12日に出るということです。楽しみです。どんな結果が出ても提案者が一度集まってできる範囲で一緒にお手伝いし合えるようにしたいです。
どこか一つの団体を選んで他の団体はダメというのではなくアイデアは全ていただきみんなで活用する東大果樹園跡地にして欲しいと願っています。