石丸新党

2009年6月飛ぶ鳥を落とす勢いの橋下徹大阪府知事や中田宏横浜市長らと集まりました。
地方から国を揺さぶる政治運動を起こそうとしました。

橋下さんは地域政党を作る構想を語り翌年大阪維新の会として結実しました。
政策は大阪府と大阪市の合体による「大阪都構想」でした。

元広島県安芸高田市長の石丸伸二さんが新党結成を呼びかけました。
石丸さんは今年4月の都知事選で165万票を集め注目を浴びました。

一昨日の兵庫県知事選の”斎藤ショック”の前触れだと言えます。
ネットが石丸さんの得票の拡大を加速させました。

ネット時代の橋下徹さんといった印象を持ちました。
テレビを味方にした橋下さんと異なります。

来年夏の東京都議選に照準を絞っていると報じられました。
都知事選への前準備として新党結成に踏み切った訳です。

橋下さんは知事の権力を持ったうえで新党結成でした。
小池都知事も同じです。

兵庫県知事選で斎藤前知事はネットの支持拡大を口にしました。
石丸さんもネットで政治を動かせる確信があるのだと思います。

目玉となる候補者は誰かまたどのくらい候補者を集められるかが最初の試金石です。
新党結成を表明するのですから資金の調達も課題です。

小池都知事は都民ファーストの会を率いていますので競合します。
小池対石丸の第2ラウンドが始まることになります。

石丸新党が東京都政で何を目指すのか関心があります。
小池都政とは異なるもうひとつの東京像を打ち出さないと新党の意味がありません。

都知事選の時の「政治再建」「都市開発」「産業創出」の公約の肉付けが課題です。
刷新イメージだけでは底が浅いと言わざるを得ません。

国政政党との関係も気になります。
キャスティングボードを握った国民民主党との連携もあり得るとにらんでます。

石丸さんが地域からの政治変革の道を選択したのは良かったです。
都知事選で名を売っていきなり国政に転じるのは有権者をなめていると思ってました。