国民民主党の玉木代表、辞任の遅れは政治生命にかかわる
敬愛する西郷隆盛の『遺訓』の31。
道を行うものは、天下こぞってそしるも足らざるをせず、天下こぞってほむるも足れりとせざるは、自ら信ずるの厚きがゆえなり。
真の人物とは他人の評価には左右されず自らの信じる道に立つということです。
政治家として肝に銘じなければならないことばです。
政治かは自らの信じる道を世に問いその道を実践する姿勢が大切です。
政治家としての基本的な構えが必要だということです。
それが如実に出るのが危機に瀕しての身の振り方です。
その政治家が持つ本質をさらしてしまいます。
国民民主党の玉木代表の言動が揺れてます。
グラドルとの不倫が暴露された後党内の仲間と協議しました。
代表続投で行くという方向が報じられました。
ところが改めて出処進退を考えると受け止められる発言が伝えられてます。
辞任論がくすぶり続け続投することへの自責の念が強まったのだと思います。
党倫理委員会で審査しているのでその結果を受けてとの条件を付けてます。
出処進退を党で議論してもらわなければ決められないとは情けないではありませんか。
出処進退を迷うということは確たる信念がないと疑われます。
玉木代表は国民民主党の動向が国家の先行きを決定する時期に不倫に及びました。
国家より女性を選んだと後ろ指を指されても仕方ありません。
ここに今回のスキャンダルの最大の問題点があります。
単なる不倫騒動とは次元が異なります。
極論ですが明日戦争が起こるかもしれないのに女性との逢瀬の方を選んだに等しいです。
この不始末を恥としないなら政治家の資格はありません。
今の玉木代表に一国の命運を託すことは出来ないと思いました。
冒頭に挙げた西郷のことばと真逆な気質だからです。
議員を辞して地元の香川に戻りお遍路から始めるぐらいの不始末です。
代表辞任は当然です。
他人任せを脱し自らの判断で出処進退を決し再起の道を歩んで欲しいです。
このままでは政治生命を失いかねません。