京都遷都の議論の高まりを切望
2007年4月より3年間内閣府地方分権改革推進委員会委員でした。
地方分権改革の決め手は何かと取材を何度も受けました。
「遷都です。」と答えました。
ピンとこない様子がありありでした。
天皇陛下は日本文化の守りてです。
京都にお戻りになられるのがいちばんです。
政治思想家の松本健一さんに触発されました。
『日本人が世界史を描く時代』(PHP研究所1994年)でその考えを目にしました。
日本維新の会の代表選挙が行われてます。
立候補した元神奈川県知事の松沢成文参院議員が遷都を提唱してます。
選挙の争点になると期待してました。
残念ながらマスコミは取り上げず論戦はさっぱり聴こえてきません。
松沢さんは維新の看板政策の大阪都構想は大阪限定政策で全国には響かないと訴えてます。
同感です。維新が全国展開できない要因のひとつです。
遷都となれば東京と関西はもちろんのこと日本国の重大課題です。
維新が国会を起点に提唱者となれば全国的関心が徐々に高まるはずです。
荒唐無稽なおとぎ話ではありません。
遷都は国づくりの転換点を象徴する出来事です。
国が傾いている日本国の現状を考えた時遷都を議論するのは何ら不思議ではありません。
明治維新と同様に日本の再生の起爆剤として積極的に問題提起することに意義を感じます。
遷都というと東京を貶める主張と思われがちですが誤解です。
首都機能の移転ではありませんので東京は依然として政治経済の中心地です。
日本文化の担い手の天皇陛下が京都に遷られるのです。
首都東京のほかにもうひとつ文化の首都京都が誕生します。
京都は日本文化を象徴するに相応しい歴史を有しています。
御所が存在します。
天皇陛下が京都にお戻りになられれば関西圏は活気づきます。
期せずして東京一極集中を文化の側面から是正する起爆剤となります。
文化庁は京都移転を果たしました。
天皇陛下の京都へのご帰還の露払いと位置付け遷都実現を国家的課題とする時期です。