国際情勢の激変で臨時国会あっけなく幕切れへ

臨時国会は事実上終わりました。
衆院の予算委員会段階で少し荒れる舞台回しをすると予想してました。

政府自民党はさっさと国会を閉じる方向にかじを切りました。
理由は明らかで余裕がないからです。

韓国の政治情勢が緊迫してます。
日韓関係改善をけん引してきたユン大統領は風前の灯火で日本に大打撃です。

北朝鮮はロシアとの同盟強化にひた走ってます。
ロシアの軍事技術が北朝鮮に応用されれば脅威の強度は増します。

防波堤である韓国の国内情勢が激動となれば北朝鮮は何をしでかすかわかりません。
アメリカも警戒感を強めているはずです。

政府自民党は内政安定を急ぐことを最優先したと思います。
第一弾が急転直下の自民公明国民民主の3党合意です。

内容は詰めないまま国民民主党が求める年収の壁の引き上げを丸呑みしました。
国民民主は見返りに補正予算に賛成しました。

政治改革は企業団体献金がネックとなりまとめるのは困難です。
国民民主は年収の壁で与党に譲ってもらったのですからごり押しはできません。

立民党は国民民主に逃げられ野党をまとめることができません。
火種は来年の通常国会に持ち越しということになります。

政治とカネをめぐっては東京都議会でも自民党の裏金疑惑が火を噴きそうです。
参院選と都議選は同時期ですので再び裏金問題がクローズアップされます。

今回の政局の切り盛りに石破総理がどこまでかかわっているかは不明です。
私は石破総理の位置づけは国会答弁をこなすだけの繰り人形に近いとにらんでます。

危機はさらに深まると自覚しないといけません。
来年1月のトランプ大統領の復活です。

何を言い出すかわからないという恐怖感を背景に早くも強烈な存在感を示してます。
ペリー提督マッカーサー司令官に続く第3の黒船襲来に対応するのがいちばん厄介です。

石破総理は第3の黒船に向き合い日本の国益を守らなければなりません。
石破総理の評論家的な言辞で太刀打ちできるのか不安です。

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