二十歳になった開成水辺スポーツ公園
(写真は神奈川県ホームページより)
開成町を流れる酒匂川の河川敷を活用した開成水辺スポーツ公園が開園して20年となりました。昨日、記念式典が行われました。
広さ7.8ヘクタールです。最大の売りは関東地域で初のパークゴルフ場です。大きなボールを大きなクラブで打って転がすゴルフ競技です。
高齢者から子供まで楽しめます。愛好者は120万人とも言われてます。北海道幕別町が発祥の地です。開成町は幕別町からノウハウを伝授してもらいました。
式典には幕別町の岡田和夫町長も見えていました。開成町でパークゴルフ導入を決め完成させたのは私の前の町長の山本久雄さんです。山本さんも出席されてました。
(パークゴルフ協会ホームページより公認キャラクター)
水辺スポーツ公園の年間利用者はおよそ10万人です。圧倒的なのはパークゴルフです。高齢者の健康づくりになくてはならない存在となってます。
南足柄市、山北町、松田町、中井町と近隣市町にもどんどん広がっています。パークゴルフ導入事業が先駆性があった証拠です。
管理運営は、サッカーJ2の湘南ベルマーレの関連会社の開成スポーツパートナーズに委託しています。開成町の総合的なスポーツクラブ活動の拠点となっています。
府川裕一町長は日本一の元気な町づくりの拠点として水辺スポーツ公園を活用していきたいと挨拶してました。パークゴルフ愛好者の健康調査に乗り出すということです。
神奈川県の黒岩知事が未病の克服を掲げていますので県とタイアップして健康づくりのメッカとなるセンターを誘致する構想を打ち上げてました。
(写真はタウンニュースより)
水辺スポーツ公園にとって最大の敵は自然災害です。2007年9月私が町長だった時に松田町との間に架かる十文字橋が増水で落橋、公園も水を被りました。
2010年9月にはさらに大きな被害を受けました。両方とも台風による記録的な集中豪雨の影響です。河川敷ですので急激な増水に対応する術はありません。
酒匂川流域全体を視野に入れて、水源の多くを抱える静岡県とも連絡を強化して山林の保全から上流部のダムと河川の管理を総合的に進めるしかありません。
災害に備えるためにも、一つの町の範囲にこだわるのではなく流域全体で連携をとっていき普段からパークゴルフなどを通じて交流を積み重ねることが大切だと思います。