立民佐々木ナオミ衆院議員、文部科学委員会で初質問
国会の委員会室に入るのは30数年ぶりです。
衆院文部科学委員会でした。
立民の佐々木ナオミさんが初めて質問に立ちました。
午前11時から1時間ほど傍聴しました。
佐々木さんの前に立民の波多野翼さんの質問でした。
10月まで福井県越前市職員です。
4世代9人家族と自己紹介すると小さくどよめきが起きました。
40歳で子育て真っ最中、現場を熟知した方の質問はさわやかでした。
学校給食の無償化を恒久対策とするためには国の援助が不可欠との主張でした。
文科省は年末までに論点を整理するとのことでした。
佐々木ナオミさんは小田原市議12年県議5年半の経験があります。
外国人の子供の増加に対応する日本語教育支援について問いました。
佐々木さんは箱根町の実例を取り上げました。
インバウンド観光客の増加は外国人労働者によって支えられています。
ほぼ存在しなかった外国人の子供が4.7%まで増え町の対応が追い付きません。
受け入れた経験も乏しく簡単には人材は確保できませんので当然です。
ICTを活用しながら一歩ずつ支援を進めたいとの答弁がありました。
即効性のある対策がなく苦慮していると感じました。
教育立国も観光立国もともに重大課題です。
それぞれ別の課題とするのではなく総合的に対応しないと手遅れになります。
佐々木さんは少人数であっても取り残してはならないという視点から質問を続けました。
文科省では“きめこま事業”とのキャッチフレーズで補助メニューがあると説明しました。
当該自治体に3分の1の負担があるので支援が広がらない問題があると指摘しました。
財源の壁ですが国家として政策の選択と集中が不可欠です。
同時に地方自治体も重要と考える施策に財源がないと腰が引けていてはなりません。
首長の指導力でメリハリをつけることが求められます。
久しぶりの国会の委員会傍聴は聴きごたえありました。
地方議員の皆さんが見識を広めるため傍聴されることをぜひ進めます。