国際学会誘致に向けて半歩前進。

(写真は、東アジア文化交渉学会ホームページより)

昨日、足柄の歴史再発見クラブ顧問の大脇良夫さんと一緒に法政大学国際日本学研究所教授の王敏さんの研究室をたずねました。

王敏さんは、現在、東アジア文化交渉学会の副会長で来年は会長に就任されることが決まっています。300人規模の学会です。

日本人研究者が半数程度で関西大学が中心です。その他は、中国本土の研究者が多く、香港、台湾、韓国などアジアの研究者や一部欧米の学者も参加しています。

学会の会長がその年の大会の場所を決定する権限を持っているといます。王敏さんは、開成町で始まった禹王の国際文化交流を高く評価して下さってます。

第7回東アジア文化交渉学会を開成町で開くことも検討できると投げかけられています。このチャンスを活かしたいと考えています。

開成町が町政60周年を来年迎えます。このタイミングで南足柄市や山北町など禹王にゆかりの市町とも連携して国際学会を誘致することができれば素晴らしいです。

既に、府川開成町長にも状況報告しました。記念すべき年にふさわしい取り組みなので実現の可能性を探って欲しいと言われています。

足元の歴史を大脇さんら郷土史研究者の皆さんが丹念に調べ上げていったら中国の治水神の禹王が酒匂川のほとりにある神社の守り神だったことを再発見しました。

その再発見をきっかけにして中国本土の禹王研究者の皆さんとの交流まで発展しています。文化を通じた地域の国際交流の格好のテーマです。

国際学会の中で開成町が近隣市町と協力して進めてきた国際文化交流の歩みを発信したいものです。中国人研究者には驚きを与えると思います。

多くの外国人が開成町に来て下さることは国際観光に間違いなくつながります。かやぶき屋根の古民家瀬戸屋敷を始め足柄の歴史と文化を伝える格好の機会です。

今月6日から上海で東アジア文化交渉学会が開催されます。次の年の開催について協議されるということです。王敏さんが問題提起します。楽しみです。