防犯まちづくりの再検討

石破総理の年頭あいさつに防災と合わせ防犯が入ってました。
凶悪犯罪の増加を意識してのことだと思います。

アルバイトで強盗するという驚天動地の出来事が起こっています。
高額謝礼に目がくらみ若者が加担するとは世も末です。

振り込め詐欺犯罪が国際化しただけでも暗たんたる気持ちでした。
グローバル化は世の流れとは言えこの手のグローバル化はごめん被りたいです。

更に加えて強盗バイトとなるとどう考えたらよいか頭が混乱します。
日本社会の闇はどんどん深まっています。

歴史的に見つめ直して見ましょう。
戦後の混乱から脱するのが日本の目標であったため経済最優先になりました。

高度成長を達成したものの経済はバブル時代となりました。
泡は破裂するのが自然の摂理で日本は長い低迷期に今もあえいでいます。

人口減少・少子高齢化という基礎的条件の悪化もあって経済の再生はままなりません。
経済の地盤沈下で世が乱れるのは必然です。

凶悪犯罪の悪化は刹那の現象ではなくこれからも長く続く暗い時代の予兆に思えます。
人口減少・少子高齢化が基調では経済が一気に改善するのは構造的に無理です。

四半世紀ほどのスパンで日本を立て直す視点が必要です。
まちづくりが専門分野の私としては地域社会からを提唱したいです。

その最初の課題が防犯だと捉えたいです。
凶悪犯罪の増加に対応するには警察力だけに頼っても無理です。

地域社会で防犯体制を考えることが不可欠です。
地域社会のまとまりの単位の町内会や自治会と行政とのつながりを強める必要があります。

これに警察も加わって積極的な啓発活動から始める時期です。
小さな集会に警察官や行政職員が出向き安全対策の確認をすることが手始めです。

開成町では自治会単位で地域防災組織があります。
これに防犯も同じレベルで対応できるよう行政が支援する必要があります。

防災と防犯は同等の重みをもつ課題となりました。
防犯まちづくり、2025年から再起動です。