本物グローバル人財を輩出する教育のまちづくり
今年は開成町制70周年。
2005年町長だった時町制50周年ですからもう20年が経過しました。
町制50周年の時の目玉事業は古民家再生でした。
300年の伝統を有する瀬戸屋敷を再生しました。
古いものを甦らすことは創新=イノベーションだとの信念からでした。
外国人観光客も増えてきて瀬戸屋敷の価値は上がっていると思います。
山神町長が町長になったのは一昨年の5月からです。
目玉事業を遂行するには時間がなさすぎです。
しかし方向性を打ち出すことは可能です。
町制70周年の節目の年に山神イズムの発信を期待します。
山神町長は町制施行以来初めてのグローバルな体験を積んだ町長です。
英語教育に力を入れるという考え方はその一環だと思います。
ただ英語が達者ならグローバルに活躍できるかというとそうではありません。
頭でっかちのエリートを育てたところで相手にされません。
山神町長には世界に通用する骨太な人財育成に取り組んで欲しいです。
英語はひとつの手段に過ぎません。
夢は世界に羽ばたき人々の尊敬を集める人財が開成町から輩出することです。
それは町民にとって無上の喜びですのでそうした教育に注力することを切望します。
語学は大切ですがその語学力を活かすも殺すも胆力次第です。
困難に立ち向かう気概がなければ何も実践できないからです。
幼少期からの体験学習が重要だと思います。
泥んこになって遊ぶことから学びは始まります。
小学高学年あたりからは徐々に専門の知識に触れる流れが好ましいです。
教員だけでなく外部の人材の活用が不可欠です。
町長時代、小学校を低学年小学校と高学年小学校に分離するアイデアを提起しました。
保護者の反対で挫折しましたが考え方は今なお通用すると思います。
教育への関心は高まっていますが知力に偏っているのが気になります。
生きる力を養う教育が不足していると思います。
ひとづくりは国家百年の計です。
山神町長ならではの挑戦に期待します。