マキアヴェリ『君主論』でまちづくりを考える
元経営コンサルタントで畏友の佐藤修さん。
東京・湯島を拠点に精力的にサロンを開催してます。
古典を材料にまちづくりを語る会を引き受けました。
タイトルはいかめしいです。
「飛び切り小さな町の元町長が語る体験的君主論」。
ここでいう君主とは政治学の古典中の古典『君主論』のことです。
500年前イタリアで興ったルネサンス期にマキアヴェリが著したものです。
目的のためには手段を選ばずの悪魔の書との評価を得ました。
しかし町長を13年間務めた実体験に基づいて見つめ直すと分析の鋭さに舌を巻きます。
そこを具体的に紹介しまちづくり、特に首長の役割を考え直しましょうというサロンです。
『君主論』を手にした時、冒頭部分に驚きました。
最も安定する政治形態は世襲国だとさらりと言ってます。
現代日本も全く一緒で有力政治家で世襲でない人物を見つける方が難しいくらいです。
当時も今も並大抵の実力では状況は打ち破れませんのでマキアヴェリの分析は鋭くなります。
親しまれるより恐れられろ!。
当時マキアヴェリは素浪人で復権を狙っていたと見ることは間違っていません。
刺激的に記述する手法に踏み切ったのだと思います。
平凡な論考ではハートを射抜けません。
君主たるもの冷酷でないと大仕事ができないとなったのです。
“炎上”覚悟ということになります。
『君主論』はその後、実際に炎上し今も続いています。
人間本当のことを突かれると逆上することがありますのでそれに近いです。
だからこそ再考する意義があります。
お時間ある方はお出かけください。
〇日時:2025年2月16日(日曜日)午後2時~4時
〇場所:CWSコモンズ村湯島オフィス
http://cws.c.ooco.jp/cws-map.pdf
〇テーマ:「飛び切り小さな町の元町長が語る体験的君主論」
〇問題提起者:露木順一さん(元開成町町長)
〇会費:500円
〇参加申込先:qzy00757@nifty.com(佐藤)