大日本報徳社鷲山社長との対話
2日あしがら平野一円塾の有志7人で静岡県掛川市の大日本報徳社を訪れました。
鷲山社長らと2時間近く懇談ができました。
大日本報徳社は、1875年設立で今年は150年の節目の年です。
二宮尊徳の思想である「報徳」を全国に伝える拠点です。
鷲山社長は祖父が創業者ですがご自身は報徳思想とは異なる道を歩まれました。
東京学芸大学の学長を7年務められたドイツ文学ドイツ哲学の研究者です。
故・榛村純一元掛川市長に請われて2018年より社長に就任されました。
気さくで行動力がある方です。
あしがら平野一円塾の活動を耳にすると直接見学に来られました。
「一円」の名前は二宮尊徳の「一円融合」から取ったことなどを説明しました。
鷲山社長は若い頃は違和感を持っていた報徳思想を改めて勉強し直しました。
再発見の連続にご自身驚いたようです。
二宮尊徳思想には現代世界の混迷を救う力が宿っているという考えに至りました。
先ほど述べた「一円融合」思想です。
全てを「まる」で捉えることで調和をもたらそうとする哲学に目を見張ったとのことです。
実践した人物としてドイツのメルケル元首相を挙げていました。
ロシアを視野に入れてヨーロッパの平和を追求しました。
難民の受け入れにも積極的でした。
ロシアはウクライナをめぐって戦争に突入しました。
難民の受け入れに対してはドイツ国内で反発が強まり右傾化が進みました。
現実は理想通りにはいきません。
メルケル首相の過ちは急ぎ過ぎにあったと鷲山社長は見てました。
ドイツには260万人の難民がいてこの10年間で10倍を超えていると言われます。
経済が苦しくなれば難民支援に反発が募ります。
メルケル元首相はもうひとつの大切な尊徳の思想を忘れてました。
「積小為大」、漸進的に進めることで成功を導くという考え方です。
理想は高くしかし実現への道はステップバイステップで。
現代の混迷を救う指針だと気づかせてくれた大日本報徳社訪問でした。