注目自治体の予算を拝見10~川崎市~
川崎市の一般会計8900億円、開成町の110倍に近いです。
途方もなくて皆目わからないかというとそんなことはありません。
開成町に近い都市構造を持ってます。
市が南北に細長くて自然環境が残る北部、新住宅地の中部と旧住宅地の南部、それと臨海部。
開成町のように3分割して考えられる都市ですのでイメージが湧きます。
スケール感と地域資源の豊富さが異なるだけです。
福田市政3期目の最終年の勝負の一手は防災で2番目が子育て支援関連でした。
子どもファーストばやりの中で防災重視は注目されます。
2019年10月台風19号で広範囲で水害が発生しました。
川崎市の躍進の象徴だった武蔵小杉のタワマンの浸水被害は記憶に残ってます。
多摩川と中小河川の合流部のかさ上げ工事に4億4千万充ててます。
災害対策の決め手のひとつ水の確保のための施設整備に145億円をつけてます。
子育て関連では2022年に開学した市立看護大学に大学院が新たに開学します。
高度看護人材の育成の取り組みは時宜にかなってます。
川崎と言えば最先端企業の集積に目が行きます。
羽田空港に近接する国際戦略特区はイノベーション拠点として有名です。
今年度の予算をみると新たな拠点づくりが調査段階ですが進行中です。
「量子イノベーションパーク」と名付けられ5600万予算がついてました。
ミクロな世界である量子研究は現在最も暑い最先端科学分野で日本はフロントランナーの一翼です。
ここに着目して産業集積を狙うのはさすが川崎だとうなりました。
川崎市の悩みの種はふるさと納税による市税の流出です。
令和7年度の予測は寄付が39億円で流出額が149億円ですのでただ事ではありません。
川崎市はサッカーやアメフットなどのプロスポーツ、競輪に競馬もあります。
音楽を始め芸術文化活動も盛んな地域です。
ふるさと納税と組み合わせて斬新な税収獲得のアイデアがありそうな気がします。
貪欲に行くべきだと思います。