子どもの数の増加をもたらす環境保全型住宅開発

神奈川県内の10都市を選び新年度予算案をざっとみました。
子どもファーストというか子育て支援がどこも前面に出てます。

出生者数が70万人を割り込み危機的状況にあるので当然といえば当然です。
しかし違和感が残ります。

子育て支援は給付金を増やすことが主な内容です。
それだけで赤ちゃんが増えて自然増へと結びつくかは疑問です。

自分の町のことばかり言ってと叱られるかもしれませんが実体験からの意見です。
開成町は環境と調和した住宅開発とセットのまちづくりを展開し子育て世代の移住を促しました。

子育て世代に助成すれば子供が自動的に増えるほど問題は単純ではありません。
助成金競争に陥れば財政が豊かな東京が他の都市を圧倒することは明白です。

東京の合計特殊出生率を増やすことが解決策ということになります。
地方都市はいくら頑張っても東京に人を奪われる結果になるだけです。

発想を切り替えることが求められてます。
東京には真似できない住まいを提供することを柱に据える必要があります。

海老名市の新たな宅地開発についてホタルが乱舞するような住宅地をとコメントしました。
こうした発想を進化させてほしいです。

地域の絆がしっかりしていて安心できる環境があることも大切です。
小さな子どもたちが泥んこになって遊べる広場は必須です。

コロナ禍を経て子どもたちの体験不足は全国的に一層顕著になっていると想像されます。
泥んこ体験を取り戻すことは国を挙げての課題といってもよいです。

最先端のまちづくりは便利さと自然環境の調和です。
都市的環境と自然がともにそろっている神奈川県はチャンスです。

NHKでかつて「明るい農村」という番組がありました。
しかし今や純然たる農村を明るく再生するのは一朝一夕にはいきません。

大都市周辺で農村環境が残っている地域ならば今すぐに挑戦できます。
神奈川県内の各市町村は便利さと環境の調和にこだわった新しい都市像を提起して欲しいです。

 

記事

前の記事

冊子の編集に生成AI大活躍
記事

次の記事

老人よ大志を抱け!