老人よ大志を抱け!

2024年9月のデータで75歳以上は2076万人で人口の16.8%となってます。
かなりのボリュームです。

75歳以上を後期高齢者と呼ぶことになってますが止めた方がいいです。
70歳以上初期、80歳以上中期、90歳以上が後期でどうでしょう。

40年もの間会社経営の傍ら民主主義のあり方を研究し続けている方がいます。
武田文彦さんと言って80歳を過ぎてます。


『民主主義進化論』など分厚くてユニークな論考を発表し続けてます。
18日集まりがあるのでと誘われました。

武田さんはリンカーンクラブという団体を設立して活動を行ってます。
民主主義を考えるならかの大統領の名を冠しようということでこの名前になりました。

町長就任当初の1998年にシンポジウムに招かれて話をしたことがあります。
一緒にパネリストになっていたのは武村正義元内閣官房長官でした。

10人ほどの方が集まりに参加されてましたが皆さんシニア世代です。
見た感じ終戦直後の生まれの団塊の世代の皆さんでした。

この世代の特徴でもありますが持論にこだわり議論が熱くなります。
これも元気の素だと思いました。

武田さんがひとこと人口割合の高いこの世代の持つ力について話しました。
何と革命勢力だというのです。

話を聞いていて本当にそうかもしれないと思い直しました。
この世代は戦前から戦後の大転換の荒波の影響を受けてます。

団塊世代の皆さんは戦後民主主義教育の申し子です。
学生時代は異議申し立てをし挫折を味わった方が多いはずです。

自分たちの理想が遂げられなかったことに対する未練が残っていると想像します。
そうであったら政治が危機に瀕している今こそ再び立ち上がったらどうかと思います。

ネットに翻弄され民主主義の名を借りた言説がまかり通り政治はさ迷ってます。
この現象に待ったをかけることが戦後民主主義も申し子たちの役目だと思います。

老人の気骨を見せる時です。
老人よ大志を抱けと言いたいです。