環境シンポジウム明日開催
杜の財団と風土再生学会による環境シンポジウムが明日小田原で開催されます。
詳細はこちらからご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000147954.html?fbclid=IwY2xjawJKiB1leHRuA2FlbQIxMQABHSOxcX32lzNaDsgJneGePAceEBaJsdMjjBaayCKGRjoqDoehs2xpVc2rnA_aem_bP2EfV_C36hXWrmTYvsK8g
20日の夜シンポジウムの登壇者によるリモートの打ち合わせがありました。
改めてスケールの大きな催しだと感じました。
小田原城がなぜその場所にあるかを環境の側面からえぐり出そうというのです。
打ち合わせに参加していても専門ではない私には見当がつきませんでした。
キーワードは水脈です。
水が流れる筋があるという考え方です。
園芸家でかつ環境活動家の矢野智則さんの考え方です。
小田原城はふたつの水の流れの間の適切な位置に置かれたと語ってました。
ふたつの水の流れとは西丹沢を源流とする酒匂川水系と箱根山を源流とする早川水系です。
ふたつの水系に挟まれた適切な場所に中世大森氏によって築城されたとの見方でした。
今回のシンポジウムには門外漢のふたりのゲストが招かれました。
おひとりは小田原を代表する企業の鈴廣かまぼこ社長の鈴木博晶さんです。
鈴木さんの問題意識は小田原の海岸の疲弊した姿の再生は可能なのかです。
確かにかつての砂浜は消えました。
砂浜は山の岩石が削られて粉のような微小な存在となる現象です。
水の流れが寸断されれば砂浜はできないのが理の当然です。
もうひとりは不肖私です。
町長としてまちづくりにたずさった立場から水系の重要性を語る役割です。
矢野さんは現代社会が抱える問題点は水脈から解き明かすことができるといいます。
どんな結論が導かれるのか興味津々です。