石破内閣を存続させるのか否かそれが問題

石破総理の発言で国会にさざ波が立ってます。
予算成立に向け協議している最終段階で本格的物価高対策に言及しました。

野党にしてみれば今頃になってそのようなこと言うならば最初から盛り込めとなります。
高額療養費への対応がころころ変わったのと同じ構造です。

連立与党の公明党相手だから本音を話したのだと想像します。
予算成立に支障が出るほどの問題だとは思えません。

野党としては本予算を通してその後で攻めるネタにする程度の問題です。
国会軽視だみたいな子どもじみた理屈が受けるとは思えません。

気になるのは石破総理を支える体制の弱さです。
党と内閣の要の森山幹事長と林官房長官の働きぶりに疑問符が付きます。

森山幹事長の政局の切り盛りを見ているとち密さが欠けます。
石破総理へのふりの付け方が甘いために総理が無様な姿をさらしていると思います。

政界で数少なくなったたたき上げのオーラが本人の実力以上に存在感を大きくしてます。
幻想が頼りでは心もとないです。

林官房長官は党と内閣の橋渡し役に汗をかいでいるようには見えません。
自分が総理になる欲望が頭をよぎり泥をかぶらないように見えて仕方ありません。

官房長官としてはミスキャストだと思います。
捨て身になれない人物は内閣の危機にあたりつっかえ棒になりません。

コメ価格をはじめ物価高対策は待ったなしです。
野党が逆提言をしていくのが衆院野党多数時代の戦法です。

10万円の商品券問題は依然横たわっています。
政治倫理審査会で済む問題ではありません。

企業団体献金の廃止問題は継続課題とならざるを得ません。
国民民主以外の野党にとって攻める材料です。

全輸入車25%のトランプ関税が直撃します。
石破政権で良いのかを問わなければならない局面に来てます。

野党が内閣不信任案を出せば石破政権を総辞職に追い込めます。
現下の情勢では解散は打てません。

野党主導で新たな自民党の顔を作れるということです。
勝負の時です。