6月1日『増訂版 富士山と酒匂川』出版記念イベント開催

近所の書店に郷土史関係の書棚があります。
足柄の歴史再発見クラブの冊子も積んであります。

2019年発刊の『新編 富士山と酒匂川』は好評で売り切れです。
富士山噴火のリスクが報じられ住民の関心が高まっているからだと想像します。

増訂版を作成中だとブログで紹介しました。
間もなく入稿にこぎつけました。


6月1日(日)午後2時より出版記念のイベントを行います。
場所は開成町民センター3階の大会議室です。

特別の記念講演は行わず執筆者が登壇し内容を解説します。
その上で登壇者と会場の参加者との間で意見交換を予定してます。

入場自由ですので是非ご参加ください。
申し込みは yasihiro58157@watch.ocn.ne.jp(関口)までお願いします。

増訂版は好評の『新編』に新たな要素を加えました。
直近の大災害との関連を書き込みました。

山林の崩落を防ぐ砂防事業についてです。
能登半島地震の教訓を活かすという視点から執筆してます。

3・11で課題となった河川をさかのぼる津波「河川津波」についても触れてます。
もちろん富士山噴火対策の最近の動向についてもです。

現在酒匂川から水を引く文命用水が完成から90年を経て大改修工事を行ってます。
工事の現状について視察報告があります。

コラムというかたちで『新編』で書き足りなかったか分野を補ってます。
かやぶき屋根の古民家瀬戸屋敷を残す意義などについてです。

瀬戸屋敷に隣接する古民家紋蔵についても触れました。
酒匂川の河川敷をどう活用すればよいか考えてみました。

まとめでは流域治水という考え方を紹介してます。
国も県も市町村も企業も住民も一体となって治水は考えなければ機能しません。

水系はひとつの流れです。
人間の都合でぶつ切りにしてしまったら水を治めることができません。

行政や担当部署の違いによってちぐはぐな対応をすることは避けることが大切です。
水のようにひとつにならなければなりません。