学ぶだけでなく行動が、足柄の歴史再発見クラブのモットーです。

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昨日、足柄の歴史再発見クラブの定例会がありました。30日から1日まで近隣市町の歴史愛好家団体などとの合同の展示会を開催します。

場所は、開成町役場隣の開成町民センターです。開催場所からお分かりになるように中心となって進めているのは開成町の足柄の歴史再発見クラブです。

今回は、治水神禹王(うおう)が日本全国どんな場所に祀られているのか石碑として残っているのかを大きな日本地図に貼り付けて展示することにしています。

手作りです。写真を拡大できない時は実物の写真を見て絵にします。会長のマンションのリビングが作業場になったということでした。

足柄の歴史再発見クラブは2005年末から活動を始めました。専門家でなくても歴史が好きなら誰でも参加できるという発想で始まりました。会員26人。

初代会長の大脇良夫さんも現在の会長の佐久間俊治さんも民間企業の出身です。民間企業の発想でクラブの活動を引っ張られたことが進化につながりました。

目標を定めて迅速に実現していくやり方は、企業の仕事の進め方です。次々と実績を残しました。郷土史の研究スタイルに新風を吹き込みました。

最初に取り組んだ小中学生向けの副読本『富士山と酒匂川』、これは超一級品だと思います。1707年の富士山の大噴火の歴史を多方面から判り易く伝えています。

この副読本に基づいて小中学校で出前授業が展開されてます。26日は開成小学校で実施されると伺いました。郷土史が防災教育につながっています。

2007年3月刊行ですのでそろそろ増補が欲しくなる頃です。来年がクラブができて10年目、これまでの成果をまとめて出版できたら素晴らしいです。

2015年5月に国際学会を開成町に招致して、禹王研究の成果を発表しようと足柄の歴史再発見クラブのメンバーと知恵を絞っているところです。

実現すれば中国人研究者を始め100人近い外国人が参加される大掛かりな催しとなると思います。足柄の歴史再発見クラブとしても画期となる取り組みです。

昨晩の話し合いでも、にかく実現に向けて全力を挙げようということで町に提出する提案書をまとめたところです。夢が広がります。