存在感の低下が止まらない石破総理

石破総理の心境か気になります。
関税交渉でトランプ大統領にはしごをはずされてしまったかのようにに見えるからです。

日本は交渉の最前線に位置していると持ち上げられたのもつかの間でした。
米中の急転直下の合意となりました。

日本は出しに使われたのではないかと皮肉な見方ができます。
交渉は長引きじりじりと追い込まれる感じがしてなりません。

物事タイミングを失すると悪い方へ転びます。
最初に電撃訪米してトランプ大統領の懐に飛び込む決断ができなかったのが残念です。

日米交渉で石破総理の見せ場はなくなったと思います。
米中が合意した以上はその他の交渉はドラマ性は乏しく実務的になります。

妥協に向けて国内業界や感れする議員対応という難題が宿題として残されてます。
石破総理はさぞかし頭が痛いことでしょう。

内政に目を転じると消費税減税の扱いが容易ではありません。
野党の包囲網ができています。

消費税そのものの廃止を求める意見も一定のボリュームを持ってます。
参院選で消費減税は最大の争点となりました。

理想主義者の石破総理は政府の主張に殉ずることに心地よさを覚えている可能性あります。
国家財政のために減税はできないと突っ張ることに総理の使命を感じているかもしれません。

しかしその選択は参院選の敗北の度合いを強める危険性が高いです。
国民の消費税に対する反感は根強いと見たほうが良いです。

神奈川大学の講義での学生たちの様子は印象的でした。
普段はほとんど反応しない学生たちが即座に手を挙げる姿がありました。

アルバイト生活で苦労しているからだと直感しました。
政府方針に殉じることで総理の座も失ってしまうリスクは大きいと思います。

最終段階で方針を転じて減税の方向へ進んだとしても時すでに遅しの感がします。
今度は姿勢のブレがやり玉に挙げられます。

政局に通じる者たちの関心はすでに参院選後に注がれているはずです。
石破総理の存在感の低下は止まりません。