2015年5月開成町での国際学会開催を提案

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(写真は、東アジア文化交渉学会ホームページより)

昨日、法政大学の国際日本学研究所の王敏教授と意見交換しました。2015年5月の東アジア文化交渉学会の日本開催についてです。

この学会は、日本、中国、香港、台湾、韓国などの研究者が2007年に設立した新しい国際学会です。会員数は、2013年現在で369人です。

文化交渉という用語が難しいのですが、国際交流をもっと幅広く深くとらえて東アジアにおける様々な文化のあり様を探求しようとしています。

今月、中国上海の復旦大学で120人ほどが参加し第6回学会が開かれました。2015年は王敏教授が学会長となり日本で6年ぶりの開催となります。

私も特別会員となっている足柄の歴史再発見クラブとして開成町で学会開催を提案しています。学会は大学で開催すると決まっているものではありません。

地域に根差した学会の在り方があっても良いのではないかと思います。我々の地域は治水神禹王を題材に中国との歴史文化交流が始まっています。

素人が集まって作った民間の郷土史研究のグループが地域を流れる河川の治水の要衝に建てられた神社の守り神が中国の治水神禹王であることを再発見しました。

足元の歴史の再発見から日中間の郷土史研究者の交流にまで発展しています。画期的です。互いの交流で互いの文化の共通性と違いを認め合っています。

こういった交流こそ国際文化観光へとつながる取り組みです。国際学会を開成町で開催し私たちの禹王研究とその後の日中文化交流を発信していきたいです。

王敏教授も大賛成だと言ってくれています。我々民間団体だけでは大きな国際学会の受け入れはできません。開成町や近隣市町の協力が不可欠です。

王敏教授との面談の後すぐに開成町に戻り、足柄の歴史再発見クラブの佐久間会長と大脇顧問と一緒に開成町の府川町長をたずねました。

王敏教授との面談結果を伝え、東アジア文化交渉学会を来年5月開成町で開催したいという足柄の歴史再発見クラブの考え方を詳細に説明しました。

府川町長は、前向きに検討したいということでした。まずは役場内で議論するという話でした。我々としては是非とも実現したいという強い意欲を伝えました。

開成町制60周年の年、戦後70周年の年に日中間の新たな文化交流の礎となるような催しを世界遺産富士山が見守る中実現できたら最高です。