郷土の歴史を好きになって元気を保つ!

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今日から1日まで小田原・足柄地域の歴史愛好団体など8団体が開成町役場隣の開成町民センターで合同の展示会を開催します。昨日、準備作業がありました。

各団体とも趣向を凝らしてました。南足柄市の歴史団体は、曹洞宗の名刹、大雄山最乗寺を取り扱っていました。天狗が使ったとされる大きな下駄も展示されます。

歴史団体だけでなく足柄平野を流れる酒匂川の保全を進めている団体と足柄平野の自然や歴史遺産を写真に収めて会報の発行を続けている団体も参加します。

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運営の中心は、私も会員になっている足柄の歴史再発見クラブです。6、7メートルある大きな日本地図を手作りで作成し全国にある主な治水神禹王遺跡を紹介してます。

紹介する一つ一つの遺跡は写真を拡大したり絵を描いたりと手間暇かけて作成しています。24紹介していますので大きな地図でも貼り付けるのが大変でした。

足柄の歴史再発見クラブ顧問の大脇良夫さんの発案でこの催しは始まりました。近隣の歴史団体をまとめ、前回は1200人以上の参加者でした。

準備作業に参加されている方々、高齢の人が圧倒的です。いわゆる後期高齢者の方も大勢いられました。でもお元気です。弁も立ちます。

パネルが足らないぞと息巻いて抗議されている人もいました。血気も盛んです。高齢者の発表の場がこのようにあることが元気さを倍加させているのだと思います。

歳を重ねても知識に対する探求欲は衰えません。身近な足元の歴史を探り自らのよって立つ基盤を深く理解することは素晴らしいことだと思います。

教える場があればもっと良いです。足柄の歴史再発見クラブの皆さんは学校へ出前授業を行っています。子供たちに学んだことを伝えれば多世代交流になります。

郷土の歴史を学ぶことは学術的な意味合いだけではありません。高齢者がイキイキと活躍できる場ができ元気な町づくりに直結します。日本中で沸き立って欲しいです。