石破政権の退陣の足音が聞こえる
石破政権が令和のコメ騒動にほんろうされてます。
石破総理は人気者の小泉進次郎農水大臣に内閣の命運を託しました。
無制限の備蓄米の放出を表明しました。
価格を鎮静化させるための口先介入です。
場当たり的の印象は否めないので吉と出るか凶と出るかはわかりません。
現場対応が円滑に進むかどうかカギです。
小泉マジックが上手く行けば野党の足並みはそろわず内閣不信任案の成立は難しいでしょう。
石破総理は首の皮一枚つながり参院選に突入となります。
消費税減税で集中砲火を浴び選挙は厳しいです。
選挙敗退で引責辞任は大いにあり得るシナリオです。
米価高騰の終息のめどが立たなければ石破政権はたちどころに窮地です。
消費税減税の圧力はさらに高まります。
立民は内閣不信任案提出に踏み切るはずです。
この場合は提出されれば可決の可能性高いです。
現在の自民党に衆議院を解散する余力はありませんので石破内閣総辞職です。
林芳正官房長官がピンチヒッターの最有力候補です。
自民党を取り巻く状況の困難さに変化はありません。
国会最終日の6月22日が東京都議選の投開票日です。
内閣不信任案可決から都議選敗北、自民党総裁選そして首班指名国会で林内閣成立。
参院選前に敵に塩を贈れませんので少数与党政権のままです。
林政権は視界が開けない中で参院選突入となります。
自民党は比例代表の得票が大きく伸び悩むでしょう。
野党による政権構想はありませんので野党政権は無理です。
ぜい弱な自民党を中心とする自公連立内閣が続く可能性が高いと思います。
もう一つ大きなハードルが立ちはだかっていることを忘れてはなりません。
トランプ関税をめぐる日米交渉は参院選のある7月が山場です。
こちらもコメが焦点のひとつです。
アメリカ側のコメ輸入拡大要求はかたくなだと思います。
コメの大幅輸入拡大は日本のコメ政策の根幹をゆるがします。
石破政権のままにせよ林政権に代わったにせよ行く手を阻む超難問です。