野党らしさを失った立民に政権交代の日は来ない
25日秦野市で立民の”闘論”会がありました。
主催は神奈川県第17区選出の衆院議員の佐々木ナオミさんです。
ゲストは参院議員の牧山ひろえさん。
参院選を前に国政の課題を熱く語るのが狙いです。
牧山さんの自己紹介をうかがい意外感を持ちました。
ICU=国際基督教大学卒で元TBSディレクター、アメリカの弁護士資格を持ってます。
恵まれた家庭環境を想像してしまいます。
実際は母子家庭に育ちいじめも不登校も経験しています。
育った環境は政治姿勢に特色が出ます。
弱い立場の人たちへのまなざしはやさしいです。
令和のコメ騒動を収めるため小泉進次郎さんが農水大臣に登用されました。
ふたりから期待感が述べられました。
討論の進行役を務めた私はとんでもないとくちばしを入れました。
場当たり的な政策を展開すれば必ず副作用があります。
野党であることを忘れてはなりません。
ここまで問題を深刻化させた政府の姿勢を追及するのが役目です。
消費税減税について立民は食料品税率ゼロ1年間が公約です。
1年は短すぎると注文をつけました。
延長がありえることも想定した議論がなされているようです。
政府みたいに財政を気にしていては主張が明確になりません。
教育や介護現場での人手不足についても議論しました。
待遇改善をしているとの説明がありました。
若干給与を上げたところで人は来ません。
規制を緩和して教育や介護に関わる人たちを増やす改革が不可欠です。
地方自治体が国に先んじてやる意欲があれば可能です。
挑戦する自治体が出ることを期待すると付け加えました。
神奈川選挙区で立民の参院候補はひとりに絞られました。
牧山さんには闘論会のあとトップを目指す強い気持ちをと伝えました。
立民の野田代表の石破政権に融和的な姿勢が気になります。
野党なのに闘う姿勢がなければ張子の虎です。
政権交代と唱えても口先だと見透かされてしまいます。
立民の参院選の行方を左右するポイントだと思います。