小池都政に真っ向勝負を挑むふたりの無所属候補に注目

東京都議選が始まりました。
参院選の前哨戦の視点ばかリから注目を集めてます。

東京都と言えどもひとつの地方自治体です。
東京都政が抱える課題にもっと着目する必要があります。


ふたりの無所属候補の動向に注目してます。
江戸川区の上田令子さんと江東区の三戸安弥(さんのへあや)さんです。


上田さんは自由を守る会という地域政党の代表で三戸さんもメンバーです。
小池百合子都政に真っ向勝負を挑んでいるところが最大の特徴です。

127分の2の勢力ですが全くひるむところがありません。
舌鋒鋭く攻め入る姿勢はさっそうとしています。

最近は小池都知事の独断専行の決断による無駄遣いを責め立てました。
都庁舎をバックにデジタル技術を使って映像を映し出すプロジェクションマッピングが典型です。

上田さんと三戸さんの調査によると昨年度と一昨年度の総事業費は50億円に上るというのです。
見合うだけの経済効果は見通せないと迫りました。

小池都知事はお台場海浜公園に高さ150mの巨大な噴水公園を建設しようとしています。
建設費は20億円を超え維持費も毎年2億円かかり疑問だと鋭く追及しています。

主張が綿密な調査に基づいているだけにメディアで報道されます。
小池都知事は無視はできずいまいましく思っているはずです。

大半の議員が絶大な権力を誇る小池都知事にしり込みする中で見事です。
ダメなものはダメは議会人の責務です。

ただし選挙は容易ではありません。
江戸川区は定員5に対し立候補者10、江東区は定員4に対し8の激戦区です。

主要政党の候補者や小池都知事の都民ファーストの候補者らと無所属で戦わなければなりません。
並大抵の胆力ではできません。

上田さんは3回勝ち抜いてきました。
三戸さんは昨年の都議選補欠選挙で8万7千票という大量得票で鮮烈デビューしました。

楽観はできませんが悲観する必要もありません。
石にかじりついてでも当選し無所属議員の力量を示して欲しいです。