横須賀ショック起こらず
現職と新人女性候補の事実上の一騎打ちの横須賀賀市長選は22日投開票。
横須賀ショックは起こりませんでした。
現職が1万2千票差で3選を果たしました。
終って見れば順当な勝利です。
お隣りの三浦市長選で6期目を目指した現職が新人に敗れました。
横須賀に波及すれば事件でした。
横須賀は小泉進次郎農水大臣のおひざ元中のおひざ元です。
市長を落としたとなれば小泉神話は一気に陰ります。
争点が明確でなかったことが新人に不利に働きました。
三浦は多選批判がありました。
上地市長は3期目を目指していたわけですので多選ではありません。
2分する争点はありませんでした。
市議選で圧倒的トップ当選の女性の出馬ということで関心は高まりました。
投票率が7.19%上がったことに表れています。
しかしそれでも最終投票率は40.60%です。
前回が低すぎるので上がったかのように見えるに過ぎません。
小泉さんのおひざ元である横須賀の無党派層は小泉さんが支持する候補に流れやすいです。
無党派候補がオール与党の候補者に勝つためには大幅な投票率アップが求められます。
この辺りが新興住宅地を抱え無党派層が厚い東京など大都市の選挙と異なるところです。
小幡沙央里さんは39歳と若く善戦は万人が認めるところですので初の女性市長目指して欲しいです。
ブログで都議選での完全無所属候補の快挙を書きました。
それは無党派層が分厚いという特別な地域事情があって実現したことです。
この場合でも複数人を選ぶ議員選挙だから勝利できました。
ひとりを選ぶ首長選挙となると別の戦略が必要です。
無党派層の薄い大都市以外の地域で無党派候補が首長になるのは困難が伴います。
私も湯河原町長選の応援で2度にわたり痛いほど経験しました。
大切なのはタイミングです。
三浦の多選批判や施設の建設問題など争点が明確なことがいちばん望ましいです。
現職が引退するのもひとつのタイミングです。
あわてず待つことです。