禹王と徐福の交流会
2200年前中国古代の王朝、秦の始皇帝が不老長寿の霊薬を求めて当時に日本に遣わせたといわれる徐福にまつわる伝説が日本各地に残っています。
昨日。神奈川県の徐福研究会の主要メンバーと県の日中友好協会女性部会の方、6人が開成町にやってきました。すぐに開成あじさい祭り会場に向かいました。
広々とした田園空間にあじさいが咲き誇っているのに驚いていました。あじさいの種類が多いことも初めて知られたようでした。
横浜や東京など都市部の方ばかりですので早苗の田んぼのうえを通って吹いてくる風の心地良さに浸っていられました。心がさわやかになります。
かやぶき屋根の古民家瀬戸屋敷に行って囲炉裏の周りに座りました。地元食材のお弁当、郷弁を食べようと思っていたのですが売り切れでした。
あんころ餅と赤飯が残っていたので買い求めみんなで食べました。郷弁はなくても囲炉裏があります。極上のスペースで食事をとれました。
車で数分のところにある南足柄市と山北町の禹王遺跡に行きました。現地では禹王研究を続けている治水神禹王研究会会長の大脇良夫さんが出迎えてくれました。
1707年の富士山の大爆発と酒匂川の大洪水、治水工事終了後、中国の治水神禹王を祀る祠と石碑を建立の歴史を丁寧な資料に基づき説明されました。
石碑の碑文には、京都鴨川の治水に範を求めて中国の治水神禹王を祀ったと書かれています。ここから禹王探求の旅が始まりました。
今では全国に80以上の遺跡や地名があることが判明しています。皆さん中国に関わる歴史に熱心な方ばかりですので興味津々の様子でした。
この後、近くにあるアサヒビール工場を見学し出来立てのビールを試飲されました。本当にうまいという感じでのどを潤していられました。
参加費は一人1000円です。皆さんの表情を見ていますと参加費から想像していた内容をはるかに上回る充実した小旅行だったと推測します。
5月に神奈川の中で中国の歴史や文化に関わる取り組みを続けている方々の交流を目指してセンターを立ち上げました。今回の企画は最初の取り組みでもあります。
この積み重ねが日中のつながりの深さの再発見につながると期待してます。まずは、禹王と徐福の相互交流から始めます。