和と洋のコラボレーション

28日は東京から来客がありました。
日本酒に目がない皆さんでしたので瀬戸酒造のお庭を借りてBBQを開きました。

肉は北海道士別のラム肉、メインゲストの方が士別の出身でした。
瀬戸酒造自慢の日本酒を解説付きで順番に用意してくれました。

杯が進むこと、進むこと。
途中からわが家のちびっこ3人組も飛び入り参加しました。

2時間ほど経過したところで音楽をプレゼントしました。
開成町在住のピアニストの小澤由美さんにお願いしました。

小澤さんは東京音楽大学を卒業後ポーランドのショパン国立音楽大学へ留学しました。
故郷の福島でピアニストとして活躍していましたが結婚を機に開成町に移住しました。


奏でたのはショパンの幻想即興曲です。
にぎやかだったBBQの場が繊細で静かな空気感に包まれました。

お客様に日本を代表する琵琶奏者の方がいられました。
櫻井亜木子さんです。https://fjsp.org.br/musica-no-castelo-akiko-sakurai-jap/


ひょんなことからつながりができ開成町に一緒に来られることになりました。
不思議なご縁です。

櫻井さんも東京音楽大学の出身で小澤さんの少し先輩にあたります。
ふたりとも奇遇に驚いてました。

東京から琵琶持参でした。
琵琶にも何種類もあって薩摩琵琶という琵琶でした。

ばちが大きいのには目を見張りました。
薩摩琵琶は武士が闘いの前に精神の高まりを鎮めるため奏でたということです。

武士のいのちを捨てる覚悟と並走する楽器であり音色だったのです。
宮廷の雅楽みたいに思っていたのはあさはかでした。

演奏して下さったのは平家物語で有名な那須与一が遠く離れた的を弓で射る場面です。
言葉を失いました。

最後に小澤さんの伴奏で和服姿の櫻井さんが歌い出しました。
イタリアオペラの一曲でした。ブラボー!。


不思議なご縁が花開いた一日となりました。
素敵な出会いを演出できる開成町っていいなと思いました。