参院選の結果が見えて来た

自民の森山幹事長は消費税を守り抜くと言い切りました。
野党各党は減税か廃止で足並みがそろってます。

有権者は税制の専門家ではありません。
物価高に対する皮膚感覚がどう働くかで投票行動が決まります。

生活が苦しいと感じる人が多ければ減税か廃止の主張にうなづきます。
そうでもないという人が多ければ医療年金福祉の財源だとの主張に耳を傾けるでしょう。

参院選公示はあさって。
与党は敗れると思いますが過半数割れにまで行くかどうかは見通せません。

国民民主への支持者が参政党へ回っている可能性が高いです。
今年2月東大先端研は国民民主の支持者は右寄りの志向を持つと指摘してました。

その層が外国人政策などでタカ派色の参政党に移ったと見るのは順当です。
参政党は少なくとも善戦確実です。

都議選で示された有権者の民意が参院選でも示されそうです。
しかし地方は東京ほど無党派層が厚くないので都議選ほど極端にはならないと思います。

自民敗北、公明議席減、立民微増、国民議席増、参政躍進といったところでしょうか。
選挙後は自公政権と野党との駆け引き政治が続くことになります。

私の最大の関心は衆院神奈川県第17区内の投票動向です。
保守地盤の選挙区で自民票がどこまで落ち込むか立民がどこまで追い込むかです。

立民候補の得票が自民を上回るようですと事件です。
次の衆院選小選挙区で立民が自民を破る可能性が高まります。


立民の佐々木ナオミ衆院議員は30日国政報告会を小田原で開きました。
ゲストには元TBSキャスターの立民の杉尾秀哉参院議員が登壇しました。


杉尾さんは参政の躍進に触れたうえでそうした現象をもたらす原因に言及しました。
格差によるうっくつした国民の不満が背景にあると分析していました。

同感です。
となると格差をいかに是正するかを鮮烈に打ち出す必要があります。

立民に足らないのは政権交代を目指す上での明確なビジョンだと思います。
格差問題は柱のひとつです。