ポップな政治を目指す女性市議の飛び切り重たい話
神奈川大学のまちづくり講義、7月はゲストをお招きします。
1日第1回目のゲストは平塚市議の江口友子さんです。
江口さんは27歳で平塚市議にデビュー、まだ50歳ですが6期目のベテランです。
最初が2位、以後もトップから3位で当選です。
政治をポップに面白く!が合言葉です。
政治に無関心な人を減らすことが本当の政治改革につながるとの思いです。
江口さんのHPはイラスト満載でポップな感じがします。https://eguchitomoko.net/
江口さんは美大出身で本職は画家です。
とっつきにくい政治を特技の絵筆でイメージを変えようとしてます。
しかし内容を軽くしたわけではありません。
江口さんは市民2人とともに平塚市の落合市長を相手取り訴訟中です。
6月9日江口さんの陳述が終わったばかりです。
市議が市長を訴えるのは容易ならざる事態です。
1年半考え抜いた末の決断だということです。
平塚市の海岸地帯には神奈川県が40年かけ育てた防風防砂林があります。
樹林帯のうち24000平米を伐採し開発する計画が持ち上がりました。
反対意見も根強くもめましたが昨年6月議会で18対7で議会が認めました。
平塚市は伐採に踏み切り跡地を公園とコンビニと駐車場にしようとしています。
江口さんは平塚市と大手ハウスメーカーとの開発契約を問題視しました。
メーカーはコンビニ事業者から賃料の形で20年で1億円を得ることになり税金投入は適当でないとしてます。
江口を駆り立てているのは市民の宝の緑を伐採して経済的な利益を優先していることへの怒りです。
神宮外苑のイチョウ並木伐採問題と似通ってます。
議会の議決に基づく市の決定と市民の意見の対立が法廷に持ち込まれました。
江口さんの意見陳述の際には市民が裁判所に詰めかけ傍聴席が満席だったということです。
ポップな政治を目指す江口さんが本気で政治に立ち向かう姿勢は学生たちを刺激しました。
感想文に現れていました。