測量学の国際的な権威の地震予測に注目!

昨日、測量機器メーカーの元サービスエンジニアで酒匂川の治水の歴史の調査を続けている井上三男さんから懇親会の誘いがありました。

井上さんが持っているあじさいの里の中の田んぼ横の空き地にテントとテーブルを用意してありました。お昼をごちそうになりました。

あじさいはまだ見頃、風が心地よくとても贅沢なレストランでした。井上さんのかつての同僚の方々も一緒でした。開成町の府川町長も顔を出しました。

村井俊治

(写真は村井俊治氏 村井さんのツイッターより)

話題は、測量学の国際的な権威で東大の名誉教授の村井俊治さんのことでした。井上さんたちのグループの親分みたいな存在の方です。

村井さんがメディアで話題に人になってます。専門の写真測量ではなく地震予測によってです。人工衛星を使ったGPSの観測データに基づいて行っています。

GPSの基準となる電子基準点は日本国内に1270あり国土の伸び縮み、浮き沈みが観測できます。そのデータを分析し異常を発見しようとしています。

村井さんは観測データを分析し情報を発信する「地震科学探査機構」という会社を立ち上げ顧問に就いて予知情報を流しています。

今年のゴールデンウィークに発生した首都圏の地震の発生前にも異常が発見されており警戒するよう情報を流しました。地震は、5月5日の早朝に発生しました。

地震学者は地球の表面の下にあるプレートといわれる岩盤の動きを分析して地震予知を行おうとしています。プレートは見えないのが難点です。

一方、村井さんの方は、見えないものを追いかけるよりもGPS観測網によって得られるデータがあるのだからそのデータを分析することに集中されてます。

測量学に徹した手法です。しかし地震学からは相手にされません。学者の世界も縦割りです。東大名誉教授であっても門外漢の話しは受けれてもらえません。

実際に異常が見つかるというのですから傾聴に値します。今年の9月の防災月間に村井先生を足柄地域にお呼びして講演会を開催しようと準備を始めました。

足柄地域でも神縄、国府津・松田断層が走っていますし関東大震災の再来、神奈川県西部地震もありえます。測量学者からの地震予測の話しをじっくり聞きたいです。

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