目新しい野党を求めた参院選

参院選で自民公明の与党47議席で過半数に3議席足りません。
石破総理は過半数死守を公言していたのに続投の意向です。

比較第一党としての責任が重いというのが理由です。
石破総理でなければならない理由にはなりません。

自民の敗北は体制の選択を問う迫力が欠けていたのが大きな要因だと思います。
石破総理の評論家風の理屈っぽさが足を引っ張りました。

公明党が改選議席から6議席減らしたのは予想を越えてました。
”らしさ”の喪失が根本原因と見てます。

自民党の言いなりになっていて選挙の時だけ票を入れてくれは虫が良すぎます。
コアの公明支持層ではなく周辺の支持層が離れているのだと見てます。

国民民主と参政の躍進は都議選の結果がそっくりそのまま反映しました。
東京の7議席で2位に参政が入り、国民民主の2議席確保は驚きです。

投票日妻から参政党の政策について聞かれました。
メディアで盛んに取り上げられるからです。

参政党人気は政党の主張の中身ではなく目新しさに依存しているのではないかと思いました。
既成政党にうさん臭さを感じている人たちには興味関心の対象です。

30代以下の年齢層はこうした傾向が強いと見ます。
選挙結果を後押ししたと思います。

国民民主は一時期勢いに陰りがみられましたが盛り返しました。
参政党と同じように政治を動かす新たな勢力と見られたからだと思います。

共産の長期低落は構造的なものでコアとなる運動家の高齢化は顕著です。
維新とれいわは参政にお株を奪われたのでしょう。

最後に野党第一党の立民についてひとこと。
自民への逆風選挙で改選議席に留まったのは敗北と一緒で野田代表の責任が問われます。

定数2で1議席確保は当然の茨城選挙区で参政に敗れ現職が落ちたのが象徴です。
定数3の福岡選挙区でも現職を落としました。

自民とのなれ合い体質が古い政治勢力の一角と見られたと思います。
野党らしく闘う姿勢を取り戻さない限り立民に明日はありません。

注;午前7時の段階では立民の獲得議席は21議席で1議席減で大敗北と書きました。
その後最終議席が確定し22議席となりましたので一部原稿を修正しました。
立民の敗北との見方には全く変化ありません。

 

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