石破総理は結果責任を取る王道政治を体現するのが筋

石破総理の粘り腰を見ていて半世紀近く前の三木武夫元総理を思い出しました。
非主流派の三木総理を主流派が引きずり降ろそうとして政争が続きました。

主流派には田中角栄元総理をロッキード事件で逮捕に追いやったという怨念がありました。
総理が辞めないと開き直ると局面の打開は一筋縄ではいかないことを示してます。

直近では四面楚歌の状況の中で再選を果たした斎藤兵庫県知事の事例があります。
絶対に責任を認めない斎藤知事の姿勢は異様に見えました。

ところが県議会がいじめているかのような投稿がネットで拡散し再選の原動力となりました。
石破総理についても辞めるなとの投稿が拡散してきたとの報道があります。

石破総理を悲劇の英雄にするかのような流れが出だした兆候です。
政治もネットにほんろうされてますので影響力を持ちます。

石破総理は安倍派などの裏金問題が根っこにあって選挙に負けたとの恨みがあると思います。
しかし必達目標だと自ら宣言していた50議席を取れずに責任を取らないのはおかしいです。

石破総理はこれまできれいごとと思える正論を繰り返し発してきました。
最後の最後ぐらいは結果責任を取るという政治の王道を体現するのが筋です。

石破総理がいかに粘ろうとも衆参両院ともに少数与党という現実は変わりません。
現状では野党が石破総理になびく流れにはなってません。

国会運営は困難を極めます。
まず8月1日に召集される臨時国会の会期問題があります。

立民はガソリン税の減税法案の提出を示唆してます。
そうなると早速与野党激突になります。

石破総理が粘り切った場合は立民の対応が焦点に浮上する可能性があります。
石破政権は国民に信任されていないと野田代表は語ってます。

秋の臨時国会で不信任案の提出が問われる局面があり得ます。
野田代表も口先だけだとなると石破総理と一蓮托生になります。

政界は一寸先が闇の筋書きのないドラマが始まりました。
目を離してはなりません。